結婚相談所を利用しているとサービスに満足できずに途中解約したいと思う人もいると思います。
最近だと結婚相談所の数も増えてきており、結婚相談所を利用しての婚活が一般的になってきたので、中には悪徳業者も増えてきており、そういった悪徳結婚相談所とトラブルになる人も増えてきています。
そういった中で中途解約やクーリングオフによる解約や解約返金の受け取り方についてはしっかりと理解しておくといいです。
結婚相談所でのクーリングオフのルールを知ろう!
クーリングオフは今ではかなり一般化しているので知っている人も多いのではないでしょうか。
布団やなんかの訪問販売とかでクーリングオフを使って返品したというのはテレビとかでも良くある話題として取り上げられています。
このクーリングオフは結婚相談所でもしっかりと定義されており、それを満たしていれば普通にクーリングオフによって返金を求めることができます。
クーリングオフと聞くと、何か商品を購入した場合に限られるのではないかと思う人もいますが、実際にはサービスなどもクーリングオフの対象になります。
クーリングオフの期間と条件
結婚相談所でのクーリングオフについてはサービス提供期間が2ヶ月を超えるもので、利用料金が5万円を超えるものだと「特定継続的役務提供」に該当するとしてクーリングオフが適用されます。
期間は契約書面を契約者が受領した日から数えて8日間以内になります。
この期間の間なら理由を問われずに無条件で契約解除が可能になります。
ちなみにこの期間の間ならサービスを受けた後であったとしても消費者は代金を支払う必要もないので安心して大丈夫です。
クーリングオフが過ぎても中途解約はできる
クーリングオフは8日間なので結構期間が短いです。
この8日間でサービスの内容をすべて吟味するのは難しいですが、1ヶ月や2ヶ月程度すると何となくサービスの内容について分かってくると思います。
結婚相談所の場合だと登録したのに紹介してくれる異性が少ないということで不満を感じる場合が多いようです。
そういった場合にクーリングオフ期間は過ぎているけど中途解約したいと思うのは当然です。
クーリングオフ期間なら全額返金が可能ですが、クーリングオフ期間が過ぎての中途解約の場合には全額返金は難しいです。
中途解約に必要な解約金とは
結婚相談所などの場合には年間料金としてまとめて支払っている場合も多いと思います。
そういった場合には一定期間の契約を途中で解約する場合に損害賠償が発生する可能性があります。
その場合には「2万円か契約残額の20%に相当する額のいずれか低い方」が解約金として必要になってきます。
またすでに提供を受けたサービスの費用についても負担することになります。
つまり損害賠償として解約金を請求されるのは最大でも2万円ということになりますね。
具体的に必要な解約金は「初期費用+利用した月額会費+損害賠償金(最大2万円)」という感じになると思います。
結婚相談所の中途解約の方法とは
結婚相談所を利用しており、お金を支払っているのに相手をしっかりと紹介してもらえなかったので解約したいと思う人は少なくないです。
特に結婚相談所のような高額サービスの場合には、入会前にしっかりと中途解約の方法を確認しておくことが大事になります。
普通は結婚相談所を途中解約する場合には、ホームページや事前の資料請求などによって解約方法が記載されているものですが、法律でも中途解約の方法については定められているので、迷ったら法律に従うといいです。
具体的には結婚相談所に「書面による通知」によって解約を申し出るということです。
電話などで解約を伝える方法ではダメなの?と思う人もいるかもしれないですが、悪徳結婚相談所だと証拠の残らない電話だとちゃんと解約してくれない可能性があります。
そのため内容証明での書面による通知によって解約を伝える必要があります。
内容証明なら郵便局が手紙の内容を証明してくれるので、相手方が「解約の通知を受け取ってない」と言い訳しても通らないです。
確実に相手に中途解約の意志を伝えるなら内容証明を利用しましょう。
もし解約方法について分からないことがあるなら消費者センターに問い合わせてみましょう。
結婚相談所で多い解約理由とは?
結婚相談所の解約方法や解約金については上記のようになりますが、そもそもどういった理由で結婚相談所を解約する人が多いのか気になる人が多いのではないでしょうか。
結婚相談所を解約するのには理由があり、あらかじめその理由を知っておけば、結婚相談所選びの際の参考になると思います。
下記で結婚相談所で多い解約理由をまとめてみました。
紹介される異性の数が少ない
結婚相談所を解約する理由で一番多いのが紹介してもらえる異性が少ないということです。
結婚相談所は確かに会員数は多くないので、地元密着型の結婚相談所の場合には会員数が少なくて、値段の高さのわりには紹介してくれる人数が少ないことがあります。
月額数万円もするのに、月1人程度しか紹介されないようだと不満を感じますよね。
会員数が少ない結婚相談所の場合には、すぐに問題が解決できるものではないので、早めに解約してしまっていいと思います。
担当の婚活アドバイザーが自分と合わない
結婚相談所ではサービスの手厚さが魅力なので、登録すると専任の婚活アドバイザーがつくことになっています。
この婚活アドバイザーは婚活のプロなので、アドバイスを聞いたりして非常に頼りになる人なのですが、婚活アドバイザーも人間なのでそれぞれ性格があります。
キャリアの長い婚活アドバイザーの場合だと、自分の正しさを誇って、押し付けがましいアドバイスをしてくるような場合があります。
こういった婚活アドバイザーと相性が悪くて解約する人もいるようです。
ただ大手の場合なら、言えば婚活アドバイザーを変えてくれるので、婚活アドバイザー以外のサービスに不満がないなら、婚活アドバイザーを替えてもらってそのまま利用してもいいと主増す。
入会後にほったらかしでサポート不足
入会後にしっかりとしたサポートを期待していたのに、実際に入会すると自分で色々しなくてはならないということがわかり、思っていたサービスと違うということで解約する人もいます。
データマッチング型の結婚相談所では自分で検索したりしてお見合いを申込むことができますが、相手探しを申込者に丸投げしてしまっている結婚相談所があります。
それでは婚活サイトを違いがないので、わざわざ高額料金を支払うのがもったいないということです。
小規模で婚活アドバイザーが少ないところだとありえることなので注意が必要です。
ではこういった結婚相談所を選ばないためにはどうすればいいのでしょうか?
解約トラブルの少ない結婚相談所とは
結婚相談所については、晩婚化が進んでおり、昔より結婚相談所を利用しての婚活に抵抗を感じる人が少なくなってきているので利用している人が増えています。
そういった中で結婚相談所によっては満足のいかないサービスを提供している結婚相談もあります。
結婚相談所はサービス面が他の婚活サービスよりも優れているから高額なのにそのサービスがダメだった意味がないです。
そのため結婚相談所で解約トラブルに巻き込まれないためには事前に結婚相談所を見極める必要があります。
では解約トラブルが少ない結婚相談所とは具体的にどのような結婚相談所なのでしょうか?
老舗の結婚相談所
最近だとここ数年でできた結婚相談所が増えてきていますが、こういった新しい毛婚相談所は会員数が多くないので、登録したとしても満足するお見合いの回数をしてもらえない可能性があります。
新しいところで満足できる会員数が確保できるのは、知名度のある大手企業が参入した場合に限ります。
そのため結婚相談所選びではできるだけ老舗で長年実績のある所を選ぶようにした方がいいです。
こういった所は知名度があり、長年運営してきたノウハウもあるので人が集まりやすいです。
アットホームを売りにしているような結婚相談所を選ぶと会員数が少なくて解約することになる可能性があるので注意が必要です。
会員数の多い結婚相談所
結婚相談所の大きなデメリットは会費が他の婚活サービスよりも高額なので、どうしても会員数が集まりにくいというところになります。
そのため結婚相談所を解約する人の理由の多くが、異性の紹介数の少なさになります。
しかし会員数が多ければそれだけ結婚相談所から紹介される異性の数も多くなり、積極的に婚活することがき、価格に見合ったサービスを期待できます。
会員数が多ければいいとは限りませんが、どんなにいいサービスを提供していても結婚相手の異性が少なかったら意味がないです。
サービスは会員数があって初めて効果を発揮するので、まずは会員数重視で結婚相談所を探しましょう。
上場企業や関連企業の結婚相談所
東証マザーズやジャスダックに上場しているような結婚相談所もあるので、そうった超大手を利用するのもオススメです。
上場企業の場合ならネームバリューはもちろんですが、経営が一般株主によって監視されているので悪いことはできないので安心して利用できます。
また結婚相談事業で上場しているような企業は、口コミなどによってちょっとした悪い噂でもダメージが大きくなるのでサービスの質も高いです。
具体的には下記のような結婚相談所が上場企業と上場関連企業です。
上場企業と上場関連企業の結婚相談所
パートナーエージェント:東証マザーズに上場
ツヴァイ:東証2部上場
ゼクシィ縁結びエージェント:東証1部上場のリクルート系列
オーネット:東証一部上場の楽天関連企業
IBJメンバーズ:東証一部上場の結婚相談所
上記の結婚相談所は有名どころなら、会員数も多く解約トラブルに巻き込まれる可能性が低いと言えると思います。
結婚相談所を利用する際にはあらかじめ解約方法などを確認してから利用するようにしましょう。